今、ショッピングセンターで何が起こっているのか?出店データから推測する業界動向は?

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業界動向が浮き彫りに!「業種別出店・退店ランキング」

今、ショッピングセンターで何が起こっているのか?出店データから推測する業界動向は?

世の中、様々な業種やサービスでランキングが発表されています。

最もポピュラーなのが、芸能人○○ランキングといった類いのモノですが、今回取り上げるのは同じランキングといっても産業界、ショッピングセンターです。

しかもショッピングセンターの数や規模とかではなく、そこに出店・退店しているブランドの出店・退店ランキングです。

「こんなランキングもあったんだぁ」と驚きましたが、企業の出店・退店をみていくと、ある側面での世の中の動きも見えてくると改めて納得したしだいです。

ショップ・ブランド出退店データベース「SC GATE」

さて、このランキングの内容ですが、ある四半期間中にSC(ショッピングセンター・以下SC)に出店もしくはSCから退店したブランドについて、出店数と退店数から差引出店数を算出し、その上位から20ブランドを表示したものです。

その元のデータベースになるのが「SC GATE」といわれ、約4,900商業施設における出退店情報を搭載している業界最大級のデータベースです。

搭載されているショップ数はなんと約23万件

ファッション・サービス・飲食などをはじめとした大業種は12業種、小業種は325業種。

商業施設は施設タイプ、開業年度、商圏人口、駐車場台数などで検索可能となっており、SCやショップ・ブランドを探すことや比べることのできる業界唯一のデータベースです。

その膨大なデータからランキングをはじき出し分析・公開しているのが、株式会社リゾームのシンクタンク“SCトレンド研究所”です。

SCトレンド研究所は、全国のSC・ショップの活性化を目的にしたシンクタンクで、SC・百貨店におけるショップ出退店の統計的な分析・研究を始め、様々なデータやトレンドなどビジネスに活かせる情報を提供します。

ファッション部門では、あのブランドが出店ランキング1位!

では、実際にランキングを見てみるわけですが、今回紹介するランキングは、2018年10月〜12月期の結果です。

ファッション部門でこの1つ前の期間(2018年7月〜9月期)で最も差引出店数が多かった1位は“AMERICAN HOLIC”

“STRIPE CLUB”が販売している等身大で楽しむオトナの日常着をテーマに、スタイリッシュかつ自然体を楽しめるカジュアルスタイルを提案するブランドです。

確かオンワードが展開しているブランドだと思います。(間違っていたらごめんなさい^_^;)

しかし、今回は大きな変動があり、“西松屋”が積極的な出店で1位になっています。

誰もが知るベビー・子供服で有名な西松屋です。

西松屋はここ1年間でも安定した出店を行っており、その意欲がうかがえるとあります。

さらに、同じ出店数で同1位となったのが、“BELLUNA”です。

BELLUNAは、カタログやチラシ、ネットなどを中心に展開しているブランドですが、リアル店舗への積極的な出店を行っているようです。

どちらのブランドもベビーから大人までの商品展開で、特に西松屋は子供服というイメージがありますが、アッパー層への顧客拡大を図っているようです。

また、この傾向で想像できるように、ファッションではファミリー層をターゲットにした大型店舗に勢いがあるようです。

その証拠にこの2ブランド以外でも、“BABY DOLL”や“GU”といったファミリー層を顧客に持つブランドが上位5位までに入っています。

もちろん、大型のSCという施設ですので、ファミリー層の需要が大きいというのも要因の1つですね。

西松屋が積極的な出店で1位に

※2018年10月ー12月では西松屋が1位、ファミリー層をターゲットにしたブランドが目立つ

AMERICAN HOLIC

※1期前のランキング。

「人を動けなくする魔力」を持つブランドが1位に!インテリア・家具・家電部門

インテリア・家具・家電部門の出店ランキング1位は“Yogibo”。

「人をダメにするソファー」「人を動けなくする魔法」とまで言われたアメリカ発のビーズソファーを扱うブランドです。

このブランドは、その店舗展開に特徴があって、出店も多いけれど退店も多いのです。

その理由は、ポップアップストア的出店を志向しているということ。

ポップアップストアとは、ひとむかしで言うとアンテナショップというものでしょうか。

つまり商品を実際に体験してもらう場としての店舗で、Yogiboでは店内写真や動画撮影も認めています。

これは、来店者に写真や動画をSNSで商品の魅力を拡散してもらうのが狙いで、ネット販売に誘導するのが目的です。

リアル店舗とネット販売、うまく販売チャネルを活用している例だと思います。

もちろんリアルとネット両方で販売しているブランドは多数ありますが、Yogiboの出店計画は一線を画した試みだと思います。

また、このインテリア・家具・家電の分野では、退店数が減少しています。

SCトレンド研究所によると、ランキング集計を始めて依頼の事象らしく、インテリア・家具・家電の分野の好調さが見えてくるのではないでしょうか。

アメリカ発のビーズソファーを扱うブランドYogibo

※Yogiboは順調に出店しています

SC(ショッピングセンター)に行ってみよう!

ここで取り上げたランキングの他にも、色んな他業種のランキングも公開されています。

他業種にトピックスを見てみても、

◆ 食品:建築設計会社が運営する農園が初出店

◆ ファッション雑貨:いよいよ攻めの展開が始まった?!

◆ 生活雑貨:均一価格ショップ大躍進!

など、興味がわくデータが数あります。

男性はたまに家族に付き合ってSCに行くことがある思いますが、大抵の場合、興味のある店だけ一緒に入って、あとはベンチで休憩、あるいは子供の面倒をみているだけという光景をよく見ます。

しかし、たまにはじっくりと付き添ってみるのも良いモノです。

出店している店舗をみていても、自身の仕事のヒントになることがあるかも知れません。

 

※株式会社リゾーム/ニュースリリース参照

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