インフルエンサーマーケティング。近年導入例続出!実例からみるSNSを利用したマーケティング手法とは?

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インフルエンサーマーケティングとは?インフルエンサーって何っ?

インフルエンサーマーケティングとは?インフルエンサーって何っ?

「インフルエンサー」っていう言葉、あなたもよく耳にすると思います。

近年、というかここ2~3年の間に、いつのまにか一般的になってきている言葉ですね。

「あぁ、乃木坂46が歌ってたやつね」

「えーと、インフルエンザの一種?」

とか冗談言ってる間に、マーケティングの世界では、なくてはならない言葉になっています。

インフルエンサーとは、ウィキペディアによると・・・

「世間に与える影響力が大きい行動を行う人物のこと。」

とあります。そして、

「その様な人物の発信する情報を企業が活用して宣伝することをインフルエンサー・マーケティングと呼んでいる。」

と記されています。

なんだ、「それなら昔からマーケティングの世界でも、そういった人を「キーパーソン」とか「コア」と呼んで、主に口コミのマーケティングで使っていましたよ。」

という方も多いことでしょう。

まったく同じなのですが、これがSNS上になるとインフルエンサーと呼ばれるようになります。

つまり、SNS=ブログやTWITTER、instagram、LINEやFACEBOOK、そしてYoutubeなどにおいて、閲覧者を多く持つ、フォロワーを多く持つ、登録者を多く持つ人や団体のことになります。

そして、このインフルエンサーに動いてもらうことによって、営業や宣伝に役立てる戦術をインフルエンサーマーケティングと呼びます。

株式会社デジタルインファクトの調査によると、2018年の国内YouTubeインフルエンサーマーケティング市場は85億円と推計され、2023年には227億円に達すると予想されています。

従来と比較して、マイクロインフルエンサーの活用が進んでいると報告されています。

ハイっ、ここででてきました「マイクロインフルエンサー」という言葉。

インフルエンサーには、そのフォロワー数によって、トップインフルエンサー(著名人)、マイクロインフルエンサー、ナノインフルエンサーとに分けられます。

各フォロワー数により圧倒的多数のフォロワーを持つトップインフルエンサー(著名人)を頂点に、

1万~10万人のフォロワー数を持つ=マイクロインフルエンサー

数千人~1万人のフォロワーを持つ=ナノインフルエンサー

とに分けられるようです。

例えばトップインフルエンサーでは日本国内でもトップクラスのフォロワー数8800万人を誇る渡辺直美さんがあげられます。

ファッションや美容系のジャンルなどでの発言力は相当なな影響力があることでしょう。

(参考)https://www.instagram.com/watanabenaomi703

インフルエンサーマーケティングは、このようなインフルエンサーを利用して企業が営業や様々な製品の宣伝を行うことをいいます。

次々と出てくるインフルエンサーマーケティングの実例

さて、今もっとも注目されているといっても過言ではないインフルエンサーマーケティングですが、大手企業から中小の企業、街の小売店・飲食店まで様々な職種で利用され始めています。

YouTubeの再生回数に連動した報酬がリアルタイムで発生する「ViewReward」

YouTubeの再生回数に連動した報酬がリアルタイムで発生する「ViewReward」

株式会社音圧爆上げくん(本社: 兵庫県神戸市、代表取締役社長: 福勢 晋)は、YouTubeの再生回数に連動した報酬がリアルタイムで発生する成果報酬型のインフルエンサーマーケティングプラットフォーム「ViewReward」をリリースしました。

広告主様は予算3,000円からYouTuberにマーケティング案件を依頼可能で、インフルエンサーであるYouTuberは最大で1再生あたり10円の報酬を得られます。

このケースでは、登録者数が多く、閲覧数の多いYoutuberがインフルエンサーであり、彼らが発する動画の再生数の多さに広告効果の期待がかけられています。

「ViewReward」は、広告を出稿する企業側が、インフルエンサーを探す手間・費用がかからず、成果報酬型なので、投資対効果が安定する利点があります。

フォロワーが多ければ無料で寿司を食べられるレストラン

フォロワーが多ければ無料で寿司を食べられるレストラン

イタリア・ミラノでは、お客さんが“ある条件”を満たすと無料でお寿司やお刺身を食べられるレストランがオープンしました。

「This Is Not A Sushi Bar」というレストランで、来店客は、自身のもつinstagram(インスタグラム)のフォロワー数に応じて料理を無料で食べられるのです。

フォロワー数:

1,000〜5,000人 1品

5,000〜10,000人 2品

10,000〜50,000人 4品

50,000〜100,000人 8品

100,000人以上 食べ放題

レストランに入ると、フォロワー数を提示し、食べ物を注文したあとは、自身のインスタグラムに料理やお店の写真をアップするだけ。

しかも、このレストランではこの取り組みを期間限定のプロモーションとしてではなく、永続的に続けていくそうです。

レストランをオープンしたピタレルロ兄弟は、この取り組みについて低コストで宣伝効果が得られると期待。

これに似たような事例として、SNSのフォロワー数に基づいてプロモーションを提供するホテルや、トリップアドバイザーのようなレビューサイトへの投稿をすると割引を提供するホテルやレストランもあります。

ただ、今回のように、永続的にプロモーションを続けていく事例は世界初だといわれています。

最近は、若い世代を中心に飲食店を探す際にインスタグラムで検索するケースも増えているので、日本でもこういったサービスが増えてきています。

社内で活用するインフルエンサーマーケティングも登場

社内で活用するインフルエンサーマーケティングの登場

こちらはちょっと視点が変わり、インフルエンサーというよりもモバイルマーケティングというほうが正しいかも知れませんが、面白い案件なので取り上げてみました。

まぁ、インフルエンサーマーケティング風と言えばいいでしょうか。

東京都品川区のテテマーチ株式会社では、社員の個人SNSの発信に応じて報奨金を出すという一風変わった社内制度「SNS報奨金制度」を設けました。

社内メンバー個人のSNS発信強化と個人の発信力をエンパワーメントし、「個人」「企業」双方にプラスの作用をもたらす仕組みを構築し、SNSマーケティング業界のリードカンパニーを目指すそうです。

ちなみに、報奨金は希望スタッフのTwitter個人アカウント、note個人アカウント、Youtube個人アカウントにおいて、社内で規定したいいね数やPV数に応じ、インセンティブを1名あたり最大5万円支給だそうです。

広がるインフルエンサーマーケティングのまとめ

様々な形でインフルエンサーマーケティングは広まっていくなかで、インフルエンサーを取りまとめる企業の在り方が重要になってきます。

インフルエンサーと広告主との間に入ってマージンを受け取る仲介システムですね。

このビジネスを成功させるには多くの有力なインフルエンサーを抱えなければなりません。

と同時に、インフルエンサーを育てるということも必要になってくるでしょう。

例にあげたイタリアのレストランのケースなどは別ですが、大手企業の製品等とどのようにつなげるか?

以前に問題になったステルスマーケティングペニーオークション詐欺事件のようにならないようなシステムが必要になってくるでしょう。

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