2025年4月13日(日)から10月13日(月)まで、なんと184日間にわたって開催される大阪・関西万博は、世界中の人々に注目されています。
そこで本文では、この万博の魅力を伝え、多くの集客を達成するために行われている広報活動について記してみたいと思います。
この記事のもくじ
2025年大阪・関西万博:電通主導の運営とミャクミャクのプロモーション戦略
大阪・関西万博の運営は、電通、電通ライブ、NHKエンタープライズからなる共同企業体が担当しています。
彼らは、万博協会が公募した中から選ばれた事業者で、約10億円の提案をもとに、開会式や主催者催事の運営を担っています。ちなみに博報堂も参加したとのことですが、今回は電通側が選ばれた結果になったようですね。
もちろん、上記の3社が中心になって大枠を固めているわけでしょうが、他にも多数の代理店や業者がプロジェクトに参画していることでしょう。
広範囲に及ぶプロモーション活動
具体的な広報活動としては、まずポスター掲示があります。近畿では、それぞれの府県が協力して、都道府県会館などでポスターを一斉に掲示し、万博の魅力を広めています。
ミャクミャクの活躍
また、公式キャラクター「ミャクミャク」のプロモーションも活発に行われており、プロモーションビデオがYouTubeで配信されているほか、デジタルサイネージや様々なイベント会場でも放映されています。
2023年4月7日より、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会の公式YouTubeチャンネルで公開されている動画では、ミャクミャクが万博への夢を描く様子がユーモラスに表現されています。
2024年末には、ミャクミャクが初めて声を披露しました!
テレビ局とのコラボレーション
他にもテレビ局とのコラボで、関西テレビでは、カンテレ・ステーションキャラクターのハチエモンとミャクミャクが、プロモーション映像や商品でコラボレーションしました。
同じくMBS毎日放送とは、MBSのPRキャラクター「らいよんチャン」とミャクミャクがコラボレーションしています
都市景観を活用した広報
また、2024年12月には、大阪市役所(大阪市北区)正面玄関前にミャクミャクの巨大なモニュメントが設置され道行く人の視線を集めています。
大阪・関西万博2025: 官民一体の広報戦略と企業協賛による盛り上がり
もちろん、企業や団体からのメディア提供やコンテンツ提供、パートナーシップ、協賛金の提供など、官民一体となった広報・プロモーション活動の強化も活発です。
企業協賛の多様性
例えば株式会社ジャパンクリエイトグループは、「大阪・関西万博PRパートナー」として、開幕に向けての認知拡大や機運醸成、来場意欲向上に貢献することを目的として協賛しています。
また、くら寿司株式会社やコカ・コーラボトラーズジャパン株式会社など多くの企業が「シグネチャーパビリオン」というテーマ事業に協賛しています。
TIS株式会社は、「大阪ヘルスケアパビリオン」にスーパープレミアムパートナーとして協賛し、公式アプリの提供やヘルスケアサービスの連携を行うヘルスケアプラットフォームの構築を行っています。
交通機関との連携
JR西日本をはじめ阪急・近鉄・京阪・阪神の関西4鉄や日本航空も、ミャクミャクをデザインした特別な列車や飛行機を運行しているほか、交通広告や屋内外の看板など、街中に企業とコラボした、または協賛企業のメディアに「ミャクミャク」が描かれた広告物が目にとまります。
デジタル技術の活用
デジタル技術を使った取り組みもあります。ARやVRを使ったバーチャル万博など、未来感たっぷりで参加者の記憶に残る体験を提供しています。
様々な企業がこれらの活動を通じて、大阪・関西万博の広報・プロモーション活動に貢献し、イベントの成功に向けて支援を行っています。
ウォーターワールドから祭りまで:大阪・関西万博の広報活動と来場者を魅了する工夫
最後に、大阪・関西万博では話題のウォーターワールドの水上ショーやプロジェクションマッピング、音楽や芸能の催事、さらには全国各地の祭りやパレードなど、多彩なイベントが予定されています。
それぞれのイベントには、企業が主催やタイアップしているはずで、それら企業にとっても有益な広報活動になることでしょう。
このように、大阪・関西万博の広報活動は多岐にわたり、来場者が楽しめる工夫もたくさん詰まっています。
広報活動が、最終的にどれだけの来場者を集められるのか?皆さんの最終評価はどうなのか?気になるところですが、まずは足を運んで、その魅力を体感してみたいものです。