M2層、F2層以上を狙え!モバイル(携帯・スマホ)マーケティング!

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モバイル(携帯・スマホ)マーケティングのターゲティング

 

少し前まで、モバイル(携帯・スマホ)マーケティングと言えば、

「M1層・F1層だけじゃないか」

という意見が一般的でした。

 

これは、携帯の文化が若者を中心に発達したという背景があり、年齢が高くなるほど、携帯に依存する率は少なくなるという考えからです。

でも、これって実はメディアが若者と携帯を結びつけやすく、メディアがそれ以上の年代層を苦手にしていたという事もあったようです。

 

とにかく、若者に活用させる のが簡単だったわけですね。

 

ここで、よくマーケティングで出てくるこの~層。

ご存じかと思いますが、おさらいです。

 

C層(Child、Kids)男女4歳~12歳
T層(Teen-age)男女13歳~19歳
F1層(Female-1)20歳~34歳の女性
F2層(Female-2)35歳~49歳の女性
F3層(Female-3)50歳以上の女性
M1層(Male-1)20歳~34歳の男性
M2層(Male-2)35歳~49歳の男性
M3層(Male-3)50歳以上の男性

 

という区分けになっています。

マーケティングでは、この区分けでターゲティングなどを行うわけです。

特にメディアを扱う業界(広告業界)では、やたらこの区分が出てきます。

 

スマホ・携帯・PC、ネットを使う年齢層(M2・F2層以上)が拡大

話はもとに戻ります。

 

M1層・F1層の若者中心に携帯文化は花開いたのですが、今や、日本のほぼ全人口が携帯・スマホを持っているのが現状です。

 

年代を問わずみんな持っています。

 

ですから、今まで比較的触れられていなかった、M2層・F2層以上M3層・F3層に、モバイル(携帯・スマホ)マーケティングにとって開拓の余地がすごくあるわけですね。

 

ぽっかりと穴があいている状態です。

 

特に主婦層とシニア層

今や、このM2層・F2層以上のM3層・F3層にまで、スマホ・携帯が必携になっているのです。

 

インターネット利用はPCからスマホの時代へ主役交代

携帯・特にスマホ(スマートフォン)の普及によって、今までインターネットの閲覧の主役であったパソコンは、横ばいの傾向となり、スマホが増加してきました。

 

総務省の調査では、2016年の段階では、パソコンが59%、スマホが58%とほぼ方を並べ、2017年にはついにパソコンが48.7%、スマホが54.2%と逆転しました。

 

M2層、F2層でも、2017年にはスマホが64.7%とパソコンの63%を上回り、その下の層であるM1層・F1層を含め、今やインターネット閲覧ではスマホが主役になっています。

保有世帯割合はスマホがパソコンを逆転

※総務省発表の資料より

 

スマホの普及の背景には、いつでもどこでもネットに接続できるのに加え、プラットフォームの存在により多様なサービスが提供できるところにあります。

 

決済サービスやシェアリング、フリマアプリ、チケットサービスなど多種多様なアプリの提供によって、ただ単にネットを閲覧するだけではない、生活に密着したデバイスになっています。

 

M2層、F2層とそれ以上の層にとっても、このようなアプリ・サービスを使うことが浸透していて、今後ますますスマホの使用率は高まっていきます。

M2層・F2層以上、M3層・F3層その消費動向を把握したマーケティング戦術を!

M2層・F2層の特長を見た場合、まず既婚者が多く、若者に比べ個人消費はそんなに積極的ではありません。

 

また、子供のいる家庭では教育費が多く必要になるため、旅行やレジャーなど大きな金額を必要とする消費を控えざるを得ない傾向にあります。

 

しかし、その反面、家庭にかんするもの、貯蓄や投資といったものにお金を使う傾向があります。

 

特に家庭で購入する商品やサービスでは、F2層である主婦がキーパーソンになっており大きな決定権を持っています。

 

これらの事を考慮した商品・サービス、コンテンツを開発し、携帯・スマホマーケティングで拡めていくことが、このM2層・F2層へのアプローチでは大切になってきます。

 

また、この層のアッパー層であるシニア世代になると、社会人としてはベテラン、あるいはリタイヤしている人を含んできます。

 

経済的に余裕のあるこのM・F2層〜M3層・F3層へは、レジャーや旅行、高級品などの嗜好品をはじめ、ひろく趣味にいたるまでの商品・サービス、コンテンツが考えられるのではないでしょうか。

 

これらの商品・サービスをモバイルマーケティングを中心に、SNS(TWITTERやFACEBOOK、インスタグラム、LINE)や動画サービスのYoutubeなどと併用し拡散するなど、効率的なマーケティングも可能になってきます。

 

いずれM2層・F2層も、スマホ使用率同様に、これらSNS関連のサービスを日常的に使うこともどんどん拡まっていくのは明白です。

 

M2層、F2層以上を狙え!のまとめ

購買意欲の高い主婦層と圧倒的なボリュームを誇るシニア層(M3層・F3層)

 

ここに絞って携帯・スマホマーケティングを仕掛けることは高い可処分所得のロイヤルカスタマーを獲得することに繋がります。

 

それにはもちろん、魅力的なコンテンツを提供する必要がありますが・・・。

 

興味のあるコンテンツを嘱望していた多くの人に支持されれば、ゼロ成長の今にあっても、競合他社、競合店舗を充分出し抜ける可能性があるのです。

 



 

 

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