見積書を依頼する時、外注するときの心得え

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見積書を依頼するときは、必ず相見積もりをとるのだが・・・

見積書を依頼するときは、必ず相見積もりをとるのだが・・・  
 
何かを外注で頼むとき、殆どの企業では上司から「“合いみつ”とるように!」と言われると思います。

 
私もサラリーマン時代の若いときは何かに付け「合いみつ」を3社ほどからとり、
一番安いところに発注するということを教えられました。(この場合、殆どが内容より金額が全て)

 
で、大学を出て会社に入社して2年ぐらいの頃だったと思います。

 
我々のセクションは、Xさんという方をトップとして迎えることになりました。
Xさんは、社内外からの信頼も厚く、社内きっての実力者です。

 
幸い通勤の方向が一緒のことや音楽などの趣味の話で気が合い、すごく可愛がっていただき、飲みにもつれてもらったのも数えようがないぐらいでした。

 
仕事の時でも、冗談を適度に交え緊張と緩和を上手く操作されていたような気がします。

 
ある日、私は電飾看板を作る提案をし、いつものように「合いみつ」を3社からとり、
企画書と見積書を添えて決裁をもらいにXさんのデスクに向かいました。

 
私・・・「こうこうこういう要望があり、この看板を作ろうと考えます。予算は、3社から見積もりを取り、この業者さんに頼もうかと思います」

 
Xさん・・「・・・・・」

 
私・・・「んっ!何かまずかったかな??」

 
と思った次にXさんが言われました。

 
Xさん・・・「この金額やけど、大阪で一番安いねんな!」

 
私・・・「えっ!一番安いとは言えませんが、取引のある業者の中では一番安いです。(頭の中では、大阪中ってそんなアホな」」

 
次の瞬間

 
「あほかお前は!大阪中まわって一番安いところみつけてこい!!」とカミナリを落とされました。

 
私は、そんな理不尽なと思いながら、先輩達に助けを求めるような視線を送るだけで何一つ言い返すことができませんでした。

 
とりあえず、次の日の朝からリストアップした看板屋を回ることにしました。

 
3日ほどで十数件まわりましたが、結局、最初に提出した見積もりが一番安かったのです。

 
それで、もう一度Xさんのデスクに向かい、その結果を報告しました。

 
Xさん・・・「わかった」の一言だけ言ってハンコをポンとついてくれました。

 
で、今日のポイントです。

見積書の内容を詳しく理解することが担当者の役割

自分で見積書を書けるぐらい理解を深め、エキスパートになる!

Xさんは、見積もりを取るという事はどういうことなのかを私を例にしてメンバーみんなに伝えたのでした。

 
つまり、長年の慣習で電話一本で業者を呼んで見積もりを出してもらうというやり方では駄目だということ。(お前の為にならん!ということですね)

 
実際に現場に足を運ぶなりして、見積もりの金額がどういうことで構成されて、
なぜその金額になるのかを担当者は知る努力をしないといけない事を教えてくれたのでした。

 
このことは今でもひじょうに役立っています。

 
見積もりの内容を知ることで、さらにシビアな指摘をすることができるし、
予算が掛かる部分にはそれなりに理解を示すこともできるようになります。

 
つまり、適正価格が見えてくるようになり、結果会社の利益にも繋がります。
もちろん、相手の利益も考えて業者とも良い関係が作れます。

 
見積もりを出す側も、こちらに知識があることで最初から精査された見積もりを出してくれ、仕事の効率が格段に良くなります。

 
実際、私はその後印刷物の勉強をし、見積書を書けるまでになりました。

 
そうなると「ああ、この業者はふっかけてるな」とか、
「ここは、本当にこれで利益でるの?」とか
色々わかるようになり、業者を見分け会社のためになる業者という事で
使い分けることができるようになりました。

 
今では、様々な会社のお手伝いをさせていただいていますが、
担当者の話や入ってくる声を聞いていると、

まだまだ「合いみつとりました!」

 
の段階の人が多いなと感じます。

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