「応援広告」が日本でも急増!K-POPの影響かPRODUCE 101 JAPANファン達

投稿日:

渋谷や新宿、池袋など主要ターミナルの交通広告に応援広告が

どうも、くまざわです。

普段、何気に通っている駅の通路やプラットフォームにはたくさんの広告があります。

電飾看板やポスターまで様々な広告が否が応でも目に止まりますが、ここのところその交通広告に異変が起きているといいます。

渋谷や新宿、池袋など主要ターミナルの交通広告に応援広告が

※ファンにる撮影写真


何が異変なのかというと、「応援広告」と言われるあるアイドルやタレントのファンによって応援目的の広告が出稿されているのです。

写真の応援広告は、12月11日にオンエアされる「PRODUCE 101 JAPAN」というコンテスト番組に出場している練習生の本田康祐さんを応援する広告。

 

101人の練習生たちが芸能デビューを目指すサバイバルオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」に練習生として出場している本田康祐さんです。

審査を通ればメジャーデビューできるという本企画。

 

11人が最終デビューメンバーに選ばれる内容です。

そして何とか彼をそのメンバーにと応援するファンが、なんと自腹で広告を出稿しているというから驚きです。

 

応援広告はファン同士が募って高い広告費を負担

一見するとアイドルの新曲のプロモーションかと思えるほど完成されたデザインの応援広告ですが、実はファン同士が募って資金を集め、デザインも自分たちで制作した完全素人による応援広告だそうです。

 

通常、JRなど交通広告への出稿は個人ではなかなかできません。

まず、出稿するものは企業や団体などに限られ、広告代理店を通しての出稿になります。

しかもターミナル駅の広告枠となるとそれなりの金額が必要です。

チラシ1枚作るのと少し話が違います。

 

この応援広告を出した人は、もちろん本田康祐さんのファンで、LINEでファン同士やりとりしていたところ、広告を出して応援しようとなったそうです。

この発想は、おそらく韓国K-POPの影響なのでしょう。

韓国ではファンが自己資金でメディアに応援広告を出稿するのが、半ば当たり前のように定着しているそうです。

 

しかし、日本ではそう簡単にはいかず、まず団体として30人程度のファンを組織化。

広告代理店に片っ端から電話をかけ交渉したそうです。

ただ広告代理店側も前例がない状況に受注するところが殆ど無くて、やっとのおもいで1件の代理店が受けてくれたのだそうです。

 

応援広告が口コミで広がり広告枠の取り合いに進展

この応援広告のことがSNSなどで広がり、各鉄道会社の広告枠が取り合いになる状況になるほどの人気になりました。

駅の広告枠が取り合いになるというのは最近では珍しい状態ですね。

2016年にSMAPファンが朝日新聞に出稿し大きな話題になったことはありましたが、それ以来です。

 

都内の主要駅の広告枠となると、掲載場所にもよりますがなかなかの金額になります。

主要駅ならポスター1週間掲載するのも数十万はかかります。

ファンの力というのはすごいものですね。

 

しかも、まだこれからデビューするメンバーを決める段階ですから、ショービジネスの世界はまだまだ安泰・不況知らずなのかもしれません。

しかし、鉄道会社及び広告代理店にとっては、今まで考えられなかったところから広告料が入るのですから、全く新しい顧客層の獲得となったわけで、応援広告は今後の営業活動にも大きく影響するでしょう。

 

応援広告の今後は肖像権の扱いの緩和がポイントに!

今回の応援広告を見ると、プロ顔負けの素晴らしい出来栄えです。

やはり、応援する練習生の写真が大きく掲載できているところが人々の目を引きつけます。

 

しかし、単に好きなアイドルやタレントの応援広告をと考えても、そこには肖像権の問題があるので、勝手に写真を使うことはできません。

肖像権はほとんどの場合、アイドルやタレントの所属事務所が管理していますが、今回の反響の大きさを見て少し様子が変わってくるかもしれません。

 

これから世の中に売り込んでいくデビュー前の、或いはデビューしたてのタレントの露出を拡大したいと考える事務所では、ファンの応援広告を利用させてもらうのは大きなメリットです。

そう考えると、こういったアイドルやタレントの応援広告が、今後全国的に目にするようになるかもしれませんね。

主要なターミナル以外なら、東京や大阪などでも少しは広告費が安くつきますしね。

 

最後に残念ながらこの応援広告の本田康祐さんは、「PRODUCE 101 JAPAN」のデビューメンバー11人に選ばれませんでした。

しかし、101人の中から最終の20人に残ったのですから、何らかの形で芸能界で活躍するのかもしれません。

これだけのファンが付いているのですから、今後の活躍に期待してあげて下さい。

と応援広告の話でした。

 

 

-時事メディア通信

Copyright© KUMABLOG , 2024 AllRights Reserved.