4回目の来店=固定客となるのは21%!
固定客をどのくらい持っているか?
全ての企業・店舗・個人のビジネスに通じる重要なことですね。
ある会社が行った飲食店向けのアンケートデータによると、
来店したお客様が固定客と言える4回目の来店をしてくれる割合は
なんと 21%
だそうです。
まず、1回来た人で2回目来てくれるのは1回目の35%
その35%の人が3回目に来てくれるのがその75%
つまり、最初に来店してくれた人が100人だとすると、
2回目=35人
3回目=26人
4回目=21人
となるそうです。
さらに、その21人が毎月3%づつ減っていき、
1年後には7人になってしまうとのことです。
ですから、広告費を使って100人集めたとして
約1年後には7人になっているという事です。
仮に新聞折込チラシで100人を集めたとしましょう。
新聞折込チラシのレスポンス率は、だいたい良くて1%程度ですから
100人=1%
チラシの必要枚数は10,000枚となります。
チラシのデザイン制作費に¥30000
折込料金が¥2.8として、10,000×2.8=¥28,000
印刷料金が¥20,000
だとして合計¥78,000使うことになります。
固定客7人を獲得するのにこの金額がかかったわけですから
一人獲得するのに約¥11,143かかった事になります。
まぁ、ざっとした概算ですから一概には言えませんが、
一応頭に入れておかないといけませんね。
商売は2割の固定客を掴んでいれば成り立つ
実際は、新聞折込チラシのレスポンス率も1%を切る場合も多々あり、顧客を獲得するのには結構費用がかかるということですね。
しかも、1年で7人では、とうてい商売になりませんから、
こういった事を繰り返していくと、
結構な費用になってしまいます。
有名な経済法則「80:20の法則」では、2割の固定客で商売は
成り立つとあります。(前述した21%というのも当たってる)
ですから、この2割の固定客をどれだけ持つかが売上を左右します。
そうなると、
(A)広告費用をもっと使って固定客を増やすのか。
(B)新規客の減少率を低くしていくのか。
の選択になりますね。
大企業で資金が豊富に使えるならまだしも
殆どの企業や店舗は、(B)を考えなければなりません。
それには、お客様との距離をもっともっと縮めていく手段が
必要なのです。