ペニーオークションの問題は、よくある広告の一種だと思いますよ

更新日:

ペニーオークションが閉鎖されるまで

オークション

 
今、ペニーオークションのやらせが問題になっています。

簡単に説明すると、
有名人(芸能人)にペニーオークションで購入したという
やらせの記事をブログに書いてもらうということ。

有名人のブログは閲覧者がハンパないですから
その記事を読んで
ペニーオークションを知り、サイトに誘導される。

ブログを書いた本人には謝礼が支払われる。

まぁ、こんな図式でしょうか。

有名人の影響力を利用した、一種の広告手法とも言えますね。

問題は、実際にオークションを利用していないのに
利用した、購入したということでしょうか。

ブログの読者に購入を促したとなるとまずいですが
実際に購入していて、「落札できた!」程度の記述だと
さほど問題にはならないと思いますが・・・。

昔から用いられる有名人に頼った宣伝方法

ペニーオークションのサイトはすでに閉じられていますね。

しかし、このような話は、昔からありました。

私は実際に大手ブログサイトを運営する会社のスタッフから
簡単な見積りを見せられたこともあります。

芸能人Aさんのブログなら1記事○○○万円、
芸能人Bさんのブログなら1記事○○○万円

という、芸能人のランク別に金額が違います。
もちろん、ブログへのアクセスが多い芸能人ほど、
金額が高くなるわけです。

そしてその金額を支払う変わりに、
商品やサービスについての記事をブログにアップしてもらう。

影響力は凄いですから、
自社サイトに一気にアクセスを集められます。

でも、これって果たして今更問題になることでしょうか?
芸能人が自ら持つブログ(メディア)に
お金をとって記事広告を書いているみたいなものです。

この記事は広告です。

と一言書き添えていれば良かったのですね。

有名人・タレントとのタイアップ広告

似たようなものは一杯ありますね。

例えば、芸能人の衣装や普段着。
有名人となると、ほとんどタイアップです。

歩く広告塔ですから、衣装提供したいという会社は山ほどあります。

芸能人の普段着もしかりで、雑誌のインタビューなどでは
いちいち衣装に着替えるということも少ないですし、
普段着で写真に掲載されます。

その写真をみて「カッコイイ」とか「可愛い」とか
踊らされる、影響を受ける人がたくさんいます。

こういう衣装や普段着を仲介をする会社も多々あります。

以前、私が取引した会社は月額数十万円の契約で
普段着を仲介業者に提供していました。

ある日、雑誌ブルータスにジャケットが載りましたが、
問い合わせが殺到したことがありました。

こういう純広告ではなく、記事中で取り上げられる方が
読者の反応が良いのです。

雑誌やブログをメディアとしてみた場合、
特に芸能人がらみの商品・サービスについての記述は
有名人であればあるほど、
そこにはビジネスが介入していると思わなければなりません。

それを判断するのは個人ですから、
踊らされる人は自己責任で享受すれば良いだけの話。

もちろん、オークションを利用して
商品やサービスに不都合があったなら問題ですが。

皆さんはどう思われますか?

-広告・販促マーケティング, 時事メディア通信

Copyright© KUMABLOG , 2024 AllRights Reserved.