中年男性は流行のファッションに取り残されてしまうのか?
大阪梅田の阪急本店のリニューアルが完成し
 本格オープンしましたが、
昨日知人と話ししていてちょっと気づいた事がありました。
それは阪急メンズ館の話です。
まず、阪急メンズ館というのは
 読んで字のごとくメンズ・ファッション店ばかりを集め、
 名だたる高級ブランドが軒を並べています。
いつも若い世代中心に賑わいを見せているのですが、
 果たして売れているのだろうか?
仮に売れていても、今後は厳しいのと違うか?
と、お節介にも知人とこの話で盛り上がったのです。
その話の発端として、知人が言ったのは
 (知人というのは40歳代の中年ですが・・・)
「メンズ館に買い物に行っても、流行の細身ばかりで買う物が無い!」
ということでした。
確かに今の流行は全体的に細身のシルエットです。
 スラッとして、かっこいいですね。
逆に中年男性(30歳~)となると、徐々に太ってきます。
つまり今までウエスト70cm代だったのが
 80cm代になっていく人が多いわけです。
となると、80cm以上のパンツを多く品揃えしてくれないと、
 という事になるわけです。上物もしかりです。
悲しいかな細身のシルエットについて行けなくなっています。
切実な訴え!中年男性に目を向けて!!
そこで考えると、
 確かに若い世代が多く来店しているけれど
 そこそこ値の張る高級ブランド商品を
 果たして頻繁に買える財力があるのか・・・
今、そしてこれから消費をリードできる世代といえば
 40歳後半からシニア層になるのは確実だ・・・
購買意欲のある中年男性~シニア層と考えると
 流行は必要だが、その他に何かが必要なのではないか・・・
と、いらん心配をしてしまった訳です。
そこで2人の意見は・・・
考えるに、男性ファッションブランドは
 流行を抑えつつ、質に優れ、楽に着られるというのが
 一番の訴求点であるという結論に達したのです。
 (もちろんサイズ展開も対応してもらって)
価格も、ユニクロまでの低価格までは望みませんが
 そこそこの値段を付けて
若い世代の一発買いよりも
 中年層のリピート買いを狙う方が良いと思うのです。
まぁ、流通の方は「そんな事わかっているわ」と
 言われると思いますが、
 実際店舗を見てみると、
 まだまだ、時代の流れに対応していない店舗が多いと思います。
あなたのお店はどうですか?

