監視カメラによる販売促進、ショップ運営の新しい分析方法

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監視カメラ、防犯とは別に商業施設で期待される新手法

監視カメラ、防犯とは別に商業施設で期待される新手法  
 
今では街中どこにもカメラがあります。

 
建物内だけに限らず屋外の監視カメラもそこら中で目を光らせています。

 
まるで、24時間監視されてるかの如く撮影されているので本当に下手なことはできませんね。(犯罪行為でなくても)

 
以前ロンドンで起こった爆破テロの時も、監視カメラの映像分析によって早期犯人逮捕につながったのは有名な話です。

 
テレビでニュースを観ていても、事件や事故の報道で監視カメラの映像がよく流れるようになりました。

 
今や事件の犯人逮捕、自己の原因分析に監視カメラの映像は欠かせないものになっています。

 
しかも、監視カメラはそんな犯罪の証拠映像を残すだけでなく、存在そのものが犯罪の抑止効果にもつながっています。

 
そんな監視カメラですが、防犯目的だけではなく、様々な記録を残し分析することにも役立っています。

商号施設における監視カメラによる来店客フルパス導線分析とは?

商店街や大型ショッピングモール、大型小売店舗でも多くの監視カメラが設置されています。

 
これら商業施設の目的は主に防犯・防災が目的ですが、それとは違って、今後はマーケティングに使われるようになるのが主になるかも知れません

 
店舗分析のリーディングカンパニーであるリテールネクストが提唱する来店客行動のフルパス導線分析がそれで、今までのリアル店舗運営をオンライン媒体の分析クラスに匹敵するマーケティングに発展させる可能性を秘めています。

 
リテールネクストのフルパス動線分析によって、小売業者様は、売り場全体のマップと、複数の異なるカメラをつなぎ合わせることで収集した統合データを用いて、買い物客の行動分析を完全に把握できるようになります。

 
客側からいうと、あなたが店の中に一歩立ち入ると、商品を見定めて、レジで購入して店を出るまでの動きや時間など行動の全てが分析されるといいうことです。

 
客側からすると、ちょっと抵抗を感じるかも知れませんね。

 
しかし、店側からすると非常にありがたいデータを蓄積することになります。

 
例えば・・・
  • 店内で立ち止まった人数からの購買率
  • 店舗スペースの効率化
  • 商品訴求力
  • 様々なディスプレイの効果影響
  • 商品、サービスエリアへの関心度
  • 年齢層や性別
  • etc...
買い物客が店内でどのように動き、買い回るかを、長期に渡り大規模に判断することが可能になります。

 
今までのリアル店舗では、入口からレジに到るまでに何が起こったか、というデータが最も欠けており、運営者側としてはもっとも知りたいところでした。

 
フルパス動線分析により、この間のデータを分析することで、商品の仕入れから回転率、陳列、接客のタイミングなど様々なことが効率良く運営することが可能になるでしょう。

 
しかもよりスピーディーに対応できるようになるので、店舗は今までの無駄を大幅に改善でき、結果、利益率の向上へと大いに期待できるようになります。

Eコマースでは当たり前の事がリアル店舗でも可能に!

Eコマース=インターネット上のオンライン店舗の分野では、アクセス解析により購買にいたる滞在時間や訪問回数、購入金額や購入回数など、こういった分析はおてのもので、しかも比較的導入しやすいため、多くの店舗が顧客の動向分析による効率的な販売促進を行っています。

 
フルパス動線分析は、そういったオンラインの良さをリアル店舗でも実現できることを可能にしたわけですが、あとはやはり導入コストがいくらかかってくるかです。

 
大手のSCなら比較的簡単に導入可能ですが、中小の小売店が導入するには、まだ時間がかかるかも知れませんね。

 
でも、単なる万引き防止のためにつけていたカメラが、ここまでのデータを提供してくれるようになると、それは魅力的なもので、中小でも導入できるこういった分析商品、サービスが出てくると大きな市場になる魅力を感じます。

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