紀伊國屋書店のいっぷう変わった広告手法に注目
大阪梅田の紀伊國屋書店は、ヒマがあれば立ち寄る
私にとってお気に入りの空間なのですが、
昨日、梅田での商談の時間がずれて
30分ほど空いたので、いつものようにフラフラと
紀伊國屋書店に立ち寄りました。
仕事柄、いつも向かうコーナーはビジネス関係の書籍が
並んでいるところ。
今、話題の書籍やオススメ書籍などを
ペラペラっと目次をチェックしていると
店内アナウンスが流れてきました。
いつもは確か女性の声で、
新刊コーナーの案内や
著者のサイン会などの告知がアナウンスされるのですが
今日はなにやら男性の声で、しかもたどたどしい語り口。
「あれ??」と思っていたら、最後に
「以上、○○○○でした。ありがとうございました」
とコメントしている。
その時は、あまり内容を聞いていなかったので、
「へーっ!アナウンスの最後に、名前を言って締めくくるようになったのか」
「あの口調なら、まだ入社1年目くらいの新人かな?」
ぐらいに思って、あまり気にかけず、
コーナーを移動し新たな本に目を通していました。
すると、またもや
今度は違う男性の声のアナウンスが始まりました。
「あれ?(・o・) また男の声?」と
今度はそのアナウンスに耳を傾けると、
「今度発売になりました○○○という本は・・・
○○○というたいへんスリリングな内容になっており・・・
そして
以上、著者の○○○○でした。」
というコメント。
つまり、本の著者が自らの声で、
自分の本を紹介をするアナウンスだったのです。
著者の生の声を録音し、それを使っていたのでした。
斬新な宣伝の仕掛けに驚き。
でも本の売上げにつながったのかな?
前述したように、著者が新刊のプロモーションで実際に書店に来店し、サイン会などを行うのは
よくある事ですが、
店内放送での本人による宣伝にはビックリしました。
どうりでやぼったい声と語り口調な訳です。(^_^)
まあ、そのやぼったさに
つい耳を傾けてしまったわけですが
書店も色々と工夫してますね。
あれだけ広い売り場なら、以外と効果的かも知れません。
しかし、あのアナウンスで本を買おうという気には
ちょっとなれないかも。
やはり流暢な語り口で
よく練った内容のコメントでないと
効果は期待できませんね。
紀伊國屋書店さんには失礼ですが
たぶん、しばらくすれば無くなるかも知れない
と感じた、販促企画でした。