ネットショップにおけるターゲット設定の需要性を再確認
昨日、商談の中であらためてターゲットの重要性を思い知らされました。同じ商品でも
ターゲットが変われば商品価格が倍でも売れる!
ということを再認識させられました。
私が関係しているネットショップ。
ある商品を¥4,000で売っています。
今年夏頃、あるネットショップの担当者から
「そちらで扱っている商品を仕入れたい」
という電話が1本入りました。
さっそくそのショップの事を調べると、
高級品やこだわりの商品を全国から集めて売っているネットショップでした。
規模も大きく、こちらの小さなショップとは商品数も販売力も違います。
そこの主なターゲットは、その商品構成と価格設定から
どうみても40代以上の富裕層だということがわかります。
「当方の価格を下まわらなければOKです」とうことで商品を卸す事になりました。
完成したサイトを見て驚きました。
当方の倍近い値段設定がされていたのです。
「こんな高い値段で売れるわけがない」
いくら実績があって規模の大きいショップでもこの値段では売れるはずがないと誰もが思いました。
同じ商品が、倍近い値段でも売れていく現実
しかし、ふたを開けてみると、毎日、複数単位で確実に売れ続けています。我々の身内では考えられない現象です。
「この商品をその価格で買うか???」という感じです。
つまり我々の常識では考えられない市場があるわけです。
不幸なことに(?)・・・
私どもは若いときに薄利多売の商売に身をおいていたので
それが自身の常識として固定観念化しているようです。
逆に、価格は気にならない!
という人も世の中には多数いてそういう人たちの市場が確実にあるわけですね。
そこには我々と違った常識がまた存在しているのです。
ネットショップで考えると、どちらの市場に販売するにも労力や費やす時間はほぼ同じです。
そう考えると、扱っている商品を「誰に売るのか!」が
ネットマーケティングでは一番重要なポイントになるんですね。
そういった富裕層のリストを多数保有しているところは
成功まちがいなしだと言えます。
市場が違えば、商品価値が変わるケースも多々あるということ
しかし、その逆も存在します。「そんなもの、いくら安いといったって買うか?」という場合もあります。
不思議なものですね。
要するに、ターゲットをどこに置くか!
自分たちの常識の枠にとらわれずに考える!
これこそネットマーケティングのコツなんです。
実店舗では、その販売対象となるエリアそしてそのエリアにどんな人がいるのか?
そのエリアの人に最適な価格はとなるのですが、
ネットの場合はまったく違うというのを改めて再認識した次第です。
そういえば、先日受けたセミナーでも
同じようなショップを紹介されました。
他店よりも高い価格設定でも売れている時計屋さんです。
次回、その時計屋さんの話を記したいと思います。