企画書や打ち合わせ。人にモノを伝えるのに確実に伝わる方法とは?

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人にモノを伝えるのは案外難しいものです

人にモノを伝えるのは案外難しいものです  
クライアントから私どもに依頼される仕事の一つに
そのクライアントが営業に使用する企画書を作るというのがあります。

 
特にある大手先に提案する企画書となると
提案の背景からそれを裏付けるデータまで
数十ページの企画書を作成することになります。

 
しかも、スライド用、配布用と中身を変え、
さらに、同じ企画を違う営業先に使うため数十ページを
極端な話、1枚の企画書にするということもあります。

 
こういう企画書をつくる時、
商品のデータとかはクライアントが用意してくれますが、
その他の社会情勢や経済情勢、他社情報や
その他関連するデータなどは
こちらで調べていかなければなりません。

 
それはそれで、色々と勉強になることが多く
やりがいのある事なのですが、

 
いちばん困るのが・・・

「う~ん、もっとカッコよく」
「高級感を出して欲しい」
「わかるでしょ」
 
というような抽象的な要求です。

カッコよく とは?
高級感とは?
 
つまり、人によって感性が違いますから、
その人が望んでいるものが
どういったイメージなのかがわからない訳です。

 
そうなると、自分の感性で判断しないといけないのですが、
それがまったく違って感じられるケースもあります。

 
私はその昔、企業の宣伝・マーケティングセクションにいましたが、
逆に仕事を受ける立場になると、こういった仕事の指示が多いのに
あらためて気がつきました。

 

自分の考えていることを人に伝えるには、
どうしたら一番伝える事ができるのかということ。

 
上記の例で言えば、
たとえば、カッコいいと感じるグラフィックの見本を見せるとか
イメージ写真を用意して、こういう色遣いやレイアウトとか、
できるだけ具体的に示さないと
なかなか伝わらないということです。

「プロだったら、それぐらいわかるでしょ!」
 
とか思う人もいると思いますが、

いやいや、あなたとは仕事上の付き合いだけで
なかなか感性的なことまでわかりません。
というのが本音です。

 
結局、こんな事で時間をつぶしてしまうより、
より的確な指示で仕事を遂行する
という方がよっぽど時間も短縮でき、
結果お互いのためになるわけですから。

 
あくまで一例ですが、
人にモノを伝えるというのは、簡単そうで
難しい事なのです。

老若男女誰にでもわかるような伝え方を意識してみよう

相手の立場にたって、一番伝わりやすい方法を考える。

 
この姿勢が大切です。

 
店舗ビジネスなら、来店するお客様の立場にたって考える。
企業なら、取引先の立場にたって考える。
顧客の事を思って営業する。

 
それには一番わかりやすい方法は何か?という事です。

 
良く言われるのは、

「小学生の子供にもわかるように説明すること」。

人に伝えるということの基本のようです。

この言葉を頭に常に入れておけば、あらゆる事に対応できますね。

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