ロンドン五輪、寿司は醤油もわさびも抜きだった
2012年7月27日に開幕したロンドンオリンピック。
早いモノでもうあっという間に閉幕を迎えました。
この間、日本選手の活躍に一喜一憂し、寝不足の方も相当多かったと思います。
仕事柄、オリンピックとなるとその協賛企業やその広告が気になるのですが、
スポンサーと非スポンサーの話題は競技の裏で色んな話が出てくるのも毎回で、
結構面白いですね。
シドニー五輪の時、会場の係が使う携帯無線機が米国メーカーのものであったのが、
スポンサーが韓国の家電メーカーであったため、
それに配慮して、携帯無線機のロゴを張り替えたという事がありました。
今回も大会前に、組織委員会のセバスチャン・コー会長(55)=英国=が、
英BBC放送のラジオ番組で(公式スポンサーのコカ・コーラ社への配慮から)
「ペプシのロゴ入りTシャツを着た観客は、競技場には入れないだろう」と発言。
組織委が観客の服装は「個人の自由」とあわてて否定する一幕がありましたね。
また、「えっ、そんなことで?」と思わず笑えるのが・・・
五輪会場で販売されている寿司は頼まなくても“サビ抜き”で、
逆に醤油は泣いて頼んでも出てこない。
らしいのです。
これは、わさびや醤油の製造元が大会スポンサーになっていないため出せないのが理由だそうです。
なんと非スポンサーの物品販売を取り締まる通称「ロゴ警察」というのがあって、
醤油の袋に“非スポンサー”の企業名とロゴが入っていることが判明。
(まぁ、当たり前なのですが・・・)
それで、醤油なしの寿司を食べさせられるはめになっているそうです。
醤油無くして何が寿司ぞ!・・・ですね。
ここまで、徹底しなくてもと思いますが、
今大会で11の巨大な国際企業と、英国内の42の企業が支払った協賛金は
しめて21億ドル(約1646億円)ともいわれており、
それを思えば、しかたない事かも知れませんね。
これも商業五輪と言われる一幕ですね。