ダイレクトレスポンスマーケティングこそ中小企業の広告手法
広告というものには、大きく2つの種類があると思うのです。
1つはすぐ集客や売上を期待する広告
もう1つは、ジワジワと浸透させていく広告。
多くの場合は前者の広告のケースが多いと思います。
- バーゲンセールの広告
- オープンセールの広告
- 新製品の告知
少し前、ダイレクトレスポンスマーケティングと題して
お客様の感情に訴えて行動を起こす手法が流行りました。
ダイレクトレスポンスマーケティングで
有名なマーケッター、神田昌典氏のピンク本が
バカ売れしたのは皆さん覚えておられるでしょう。
勿論今でも、大きな効果が期待出来るマーケティング手法です。
本の中では、大企業のイメージ広告のような事を
小中企業が真似しても、広告費の無駄というような
ニュアンスで書かれていたかと思います。
私も同感です。そしてこの
ダイレクトレスポンスマーケティングこそ
中小企業の広告のあり方だと今でも思っています。
すぐに広告効果が期待できない業種もあります
しかし、その小中企業でもすぐに効果を期待して広告を打つ事ができない
企業も、実はあるのです。
私が以前、顧問を行っていた会社がそうです。
実は葬祭業なのです。
コレばかりは、セールをやったからといって
ドドッとお客様がやってくるわけにはいきません。
葬祭業の場合、広告を打ち続けるしかありません。
いざとなったとき、
葬儀を行う方の頭の中で、すぐひらめいてもらえるか。
そのために、定期的に存在を知らしめておかなければならないのです。
大企業のイメージ広告戦略に近いですが、
これを怠ると、徐々に葬儀件数も減ってきます。
一昔前は、病院や町内との密接な関係を築くことが
最も効果的な営業方法だったのですが
今はあまり期待できません。
特に都会では、町内という意識さえ薄れがちです。
あらゆる職種でも役立つホームページというメディア
ただ、広告を打ち続けるのは、やはり多大に費用がかかります。そこで、今の葬祭業はホームページが命だと思います。
私個人の経験でも、
いざとなったとき、まずホームページを捜しました。
ここで、優越がついてしまいます。
葬祭業は今後、需要も多く拡大を期待する声も聞こえますが、
一方では家族葬など小規模葬儀への流れや
異業種からの参入、低価格化で厳しい業界であることも確かです。
この業界でも、
ITを駆使しコストをできるだけかけずに
お客様の頭の中に残るPR戦略を取り入れなければ
いつまでも広告を打ち続けるという事から脱却することができませんね。