優勝はバリィさん。
このバリィさん。昨年は2位、
現在、テレビ番組『ガチガセ』で見せる必殺技が話題の
愛媛県今治市の観光キャラクターです。
今治名物の焼き鳥にあやかった鳥で、
本四架橋をかたどった冠や名産のタオルの腹巻きなどを身につけた愛らしい姿とは裏腹に、
ガチガセで魅せる必殺技“バリィアタック”で
なみいるゆるキャラを次々と倒し、人気に拍車がかかりました。
“バリィアタック”は一直線に相手を土俵際まで運びそのまま倒してしまう強力技!
なにしろ昨年度の「ゆるキャラグランプリ」の
“くまモン”が一瞬で敗れたのだから。
その影響かどうか、今年のグランプリには、
昨年優勝の熊本県のPRキャラ「くまモン」が出場を辞退。
“バリィアタック”でグランプリを獲得!というところでしょうか。
最近ではいろんなところで
『バリィアタックをしてほしい』という要望も多いそうです。ご苦労様です。
それにしても、このゆるキャラグランプリ。
今回は全国47都道府県から昨年の2.5倍の865体が参加し、
9月15日から11月16日までインターネットで行われた人気投票の総数は
なんと650万票を越えたそうです。
もともと、
地元の観光PRとしてキャラクターを作るということから始まったものですが、
この「ゆるキャラ」という名前を提唱したのが
漫画家・エッセイストのみうらじゅん氏。
ちなみにみうらじゅん氏は私の高校時代の同級生だった(*_*)。
彼が提唱する「ゆるキャラ」には条件があるそうで
1. 郷土愛に満ち溢れた強いメッセージ性があること。
2. 立ち居振る舞いが不安定かつユニークであること。
3. 愛すべき、ゆるさ、を持ち合わせている事。
4.「原則として着ぐるみ化されていること」
ということらしい。なるほど納得です。
少し前の“ひこにゃん“や“バリィさん“、“くまもん“のように
強烈なキャラクターに加え、行政のバックアップで
今や「ゆるキャラ」は全国どこでも見られるようになりましたが、
やはりメディアへの露出が必要ですね。
特にテレビに取り上げられれば良くも悪くも一躍全国区になりますから。
奈良の“せんとくん“なんかは物議を生みましたが、
結果全国に広まり今も立派に観光PR・販売促進に貢献しています。
ということで
ゆるキャラ成功の秘訣は
可愛いと思わせる仕様。人間が入っていると思わせない仕様。
↓
強烈な個性を持たす
↓
メディアへの積極露出
というところでしょうか。
全国のゆるキャラ関係者の方、
もう一度じっくり考えてみるキャラもあるのではないでしょうか。
今や重要な広告・販促のツールです。
次回の「ゆるキャラグランプリ2013」。
新たなヒーロー&ヒロインの登場に期待してみましょう!